鍼灸治療の補寫(ほしゃ)

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鍼灸治療の補寫(ほしゃ)

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2018/05/11 鍼灸治療の補寫(ほしゃ)

東洋医学では、補法と瀉法という考え方がありまして、かんたんに言うと補法は足りないものを補い、瀉法は余分にあるものを取り除くことですね。鍼灸でも、もちろん補瀉を考えて施術します。
それで、何を補ったり除いたりするかと言うと、気(真気・邪気)・血・水(津液)ざっくりこんなやつです。
気というのは基本、目には見えないもので(見える人もいるようですが)からだの中に入ったのか出たのか見た目には全くわからないですよね。
それでも、施術で患者さんの邪気を抜いたり真気を巡らしたりしてるんです。チョット胡散臭いでしょうか?
それでは、血はどうでしょうか。血を補うと言うっても、輸血をするわけではありませんので、からだの血液の量が急に増えるなんてことはありません。何をするかと言うと、からだの中で局所的に血が少なかったり(血虚)滞っていたり(瘀血)するところにちゃんと血が巡るようにします。月経異常などでの血の量も調節します。
水の補瀉は施術中に発汗したり尿意がでたりするので、第三者にもその場で効果がわかりやすいですね。
鍼灸治療は、局所的に足りない物は調節はできますが、からだの余分な悪い物を出すこと、発汗したり、月経が来たり、邪気が抜けたり(患者さんはけっこうわかります)どちらかというと補法よりも瀉法のほうが得意なようです。
からだの中で足りない物は、やっぱり飲食で補わないといかんと言うことですね。

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